歯の破折|桜新町の歯医者|アロマデンタルオフィス

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歯の破折

こんにちは♪
桜新町駅徒歩1分の『アロマデンタルオフィス』です


今日は歯の破折についてお話ししたいと思います。

 

破折にはいくつかの種類があります。折れている場所によって分けると、

①    歯冠破折:歯の頭の部分だけが折れている場合

②    歯根破折:歯の根っこの部分が折れている場合

③    歯冠-歯根破折:歯の頭と根っこの両方が折れている状態

この3つに分類されます。また折れ方によって分けると、

①    横破折

②    縦破折

があります。また破折の中には完全には折れていないが亀裂が入っている状態のことを「クラック」と呼びます。

ではなぜ破折が起きてしまうのでしょう?

原因として考えられるのは以下の事が挙げられます。

① 外傷:外傷により歯に強い力がかかると破折を引き起こすことがあります。その場合一番折れやすい部位は上の前歯です。また歯が埋まっている骨から断裂してしまう「脱臼」が起こることもあります。

②    歯ぎしりや食いしばりによるもの:歯ぎしりや食いしばりによる過度の力によって歯が割れてしまうことは比較的多くみられます。無意識のうちに行ってしまうことがほとんどで、通常の食事の時に比べると約5~6倍の力がかかっていると言われています。

そのため元々治療していた歯や神経をとってある歯は強度が弱くなっているため破折してしまう事があります。また治療していない健全な歯でも先端や一部が欠けてしまうこともあるので注意が必要です。

③    噛み合わせの問題:噛み合わせが悪いと特定の歯に集中して力が加わってしまい、その負担に耐え切れずに歯が割れてしまうケースもあります。元々の噛み合わせが悪い場合もありますが、虫歯治療などを繰り返し行うことにより徐々に噛み合わせがずれていくこともあります。

破折した時の主な症状としては歯が揺れてきたり、歯茎が腫れてしまったり、一番患者さんが訴えるのは「噛むと痛い」です。

では破折した時はどのような治療をしていくのかというと、横破折でなおかつ歯茎よりも上で折れている場合は破折している部位を削り詰め物や被せ物等で補強することが出来ます。範囲が広い場合は神経を取ることもあります。

しかし多くの場合は歯茎よりも下で折れてしまうため、抜歯になってしまうケースがほとんどです。虫歯とは違い、痛みが出て歯医者さんに行った時にはすでに治療自体が出来ない状態になってしまうため日頃からの予防がとても大切になってきます

外傷に関しては予防は難しいですが、歯ぎしりや食いしばりに関してはマウスピースをつけることで歯に加わる力を防ぐことが出来るので非常に有効的です。

噛み合わせの改善は矯正を行うことで見た目だけではなく、虫歯のリスクも減らすことが出来るためこの機会に検討してみるのも良いと思います。

スタッフ一同心よりお待ちしております。