桜新町徒歩1分の『アロマデンタルオフィス』です🐬🐠
以前のブログで子どもの歯磨き嫌いを減らす方法についてお話ししました。今日は、むし歯にならないためにどうすればよいのか考えていきましょう。
乳歯にむし歯が多いと、永久歯がむし歯になる可能性は極めて高くなります。「乳歯は抜けてしまうから、痛くなければ放っておいても問題ない。」などと考えていると将来大変なことになります。萌出し始めの永久歯はう蝕抵抗性が低く、大人に比べると簡単にむし歯になってしまいます。学童期にむし歯が大きく神経を取るような処置になれば、その歯は生涯機能し続けることはなく途中で抜歯することになるでしょう。人生100年時代を自分自身の歯でしっかり食事をし健康に過ごすためには、幼少期の口腔管理がいかに重要であるか理解できると思います。
さて、どうしたらむし歯になりにくくなるのか3つのポイントで考えていきましょう。
①砂糖の量を減らす
むし歯の発生にはスクロース(糖)の存在が不可欠です。小学生児童のむし歯罹患者率と年間砂糖消費量とのデータには相関関係があり、むし歯と砂糖の摂取は強い関係があります。こまめな水分補給はお水やお茶にし、砂糖の摂取頻度や量を減らすことも必要です。
②生活リズムを整える
子どもが決まった時間に食事をとり、よく遊び、しっかり睡眠が取れると、むし歯が少なくなるというデータがあります。規則正しい生活を送ると、食事の時間や回数が安定します。間食が多いと口腔内が酸性に傾く時間が多くなりむし歯を発生させやすくなります。おやつの時間は決めて、だらだら摂取しないようにしましょう。健康的な生活が自然とむし歯予防に繋がっています。
③歯質を強化する
フッ化物の応用は歯質強化するのに有効です。普段からフッ素配合の歯磨き粉を使ったり、定期的に歯科医院でフッ素塗布を行うことが大切です。むし歯になりにくい強い歯にするために幼少期からフッ素を上手に利用しましょう。
以上のことを理解し、健康な歯で生涯過ごせるように一緒に頑張っていきましょう。