歯科治療と薬の関係性|桜新町の歯医者|アロマデンタルオフィス

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歯科治療と薬の関係性

こんにちは。桜新町駅徒歩1分のアロマデンタルオフィスです🌸🌸

今日は歯科治療とお薬の関係性についてお話をしたいと思います。

皆さんご自身が飲んでいるお薬の名前を覚えていますか?

歯科医院を受診するうえで、お薬手帳はとても大事なものになります。

その理由として飲んでいるお薬によって歯周病を引き起こしている可能性があるからです。

代表的なものとして3つ挙げられます。

①    抗てんかん薬(フェニトイン)

てんかんの発作を予防する薬

②    Ca拮抗薬(ニフェジピン)

血圧をさげるための降圧薬

③    免疫抑制薬(シクロスポリン)

体の中で過剰に起こっている免疫反応を抑制する薬

これらを長期的に服用していた場合、副作用として歯茎が増殖したように腫れる事があります。薬によって引き起こされることから「薬物性歯肉増殖症」と呼ばれます。

発生頻度は2~5割ほどで薬を服用している多くの患者さんにみられます。

ただ必ずしもお薬の影響だけとは限らず、お口の清掃不良によることも原因の一つなので定期的なクリーニングがとても重要になってきます。

次に代表的なものとして、血液をサラサラにする薬といわれる抗血栓薬です。

アスピリンを代表とする動脈血栓症(心筋梗塞など)に対する抗血小板薬とワーファリンを代表とする静脈血栓症(心房細動など)に対する抗凝固薬の二種類があります。

血液をサラサラにするということは血が止まりにくくなります。

そのため抜歯や歯周外科治療をする場合には注意が必要になってきます。通常外科的な治療を行った時はその日のうちから血餅と呼ばれる血の塊が出来ます。

これがかさぶたの役割を果たし、傷口が治癒するまでの間歯を抜いた所の歯茎を守ってくれます。しかし抗血栓薬を飲んでいる方は血液が固まりにくいため血が止まりにくいと言われています。かさぶたが出来ないので骨が露出した状態になってしまい、そこから感染してしまうと抜歯後の痛みが何週間も続いてしまうことがあります。

だからと言って抜歯ができないわけではありません。血が止まりやすくなるよう抜いたところに止血剤を入れて糸で縫うなどの処置を行い、きちんと止血確認を行えば傷口の治りも良くなります。また、お口の清掃状態が良ければ感染するリスクも減らせるので抜歯前にクリーニングすることをお勧めします。

薬が歯科治療に影響することはこの他にも多数あります。不安なことやわからないことがあれば、いつでもご相談してください。