保険の根管治療との比較
保険診療での根管治療は、盲目的処置にならざるを得ません。なぜなら、根管はとても細く、暗く、複雑な構造を呈しているからです。マイクロスコープや歯科用CTを用いれば、本来“見えない”ものが“見える”ようになるため、根管治療の精度も格段に向上するのです。
精密根管治療とは、マイクロスコープによる拡大視野での歯の根の治療を指します。マイクロスコープは、視野を肉眼の20倍程度まで拡大できるため、精度の高い処置が可能となります。必要に応じて、歯科用CTを活用することもあります。
保険診療での根管治療は、盲目的処置にならざるを得ません。なぜなら、根管はとても細く、暗く、複雑な構造を呈しているからです。マイクロスコープや歯科用CTを用いれば、本来“見えない”ものが“見える”ようになるため、根管治療の精度も格段に向上するのです。
保険の精密根管治療の場合、前歯で2~3回、大臼歯といわれる奥歯は3~4回の治療回数が必要になってきます。
さらに根管治療をした歯には、歯が欠けることを防ぐために、被せ物が必要です。
この治療回数が平均で3回程度かかります。
そのため、最終的に治療が完了するまで、平均で前歯で5~6回、奥歯で7~8回の通院が必要になります。
仮に、予約間隔を1週間とすると、二カ月以上の期間を要し、複数本の治療箇所がある場合は、その本数分回数がかかります。
一方で自費の根管治療の場合、1回の診療時間を60~90分確保して診療を行い、最終的に根っこの治療が完了するまで、治療回数は2回から5回で済むケースが非常に多いです。
歯科用顕微鏡とも呼ばれる装置です。視野を肉眼の20倍程度まで拡大できます。
歯科用に改良されたCTです。歯や顎の骨の状態を3次元的に把握できます。
治療する歯の周囲をゴム製のシートで覆う処置です。根管内が唾液などによって汚染されるのを防ぎます。
柔軟性のあるファイルです。従来のステンレスファイルだと、根管壁を傷つける恐れがあるため、柔軟性の高いニッケルチタンファイルは有用です。
歯の中に穴が開いている場合は、歯の保存が難しくなることがあります。病態を精査した上で、最善といえる治療法をご提案します。歯の根の中に穴が開いていると、そもそも根管治療を行うことが困難となりますのでご注意ください。
根管治療は、歯を残すための治療です。根管治療が成功するか否かで、天然歯を保存できるかが決まってしまうのです。それだけに、根管治療の精度は可能な限り高める必要があります。当院がさまざまな器材・設備を導入して、精密根管治療を実現しているのは、患者さまの歯を残したい、という想いからです。
歯を失った場合、ブリッジやインプラントで欠損部を補うことができます。とくにインプラントは、天然歯に酷似した見た目を再現できるだけでなく、硬いものでもしっかり嚙めることから、自分の歯にこだわる必要がないように思えます。けれども現状、天然歯に優る人工歯は存在していません。お口全体の健康を考えた場合も、天然歯で噛めることが何より重要なのです。そのため、当院では、ブリッジやインプラントを可能な限り回避し、天然歯を残す道を模索します。
他院で歯を抜かないといけないと言われた方でも、当院では対応可能な場合があります。
セカンドオピニオンも随時受付中ですので、お気軽にご相談ください。
精密根管治療にかかる費用は、以下の通りです。
前歯 | 60,000円(税込66,000円) |
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小臼歯 | 80,000円(税込88,000円) |
大臼歯 | 100,000円(税込110,000円) |
※2回目以降の処置が1回ごとに3,000円(税込3,300円)